インタビューコラム ~ 会員VOICE SQUARE 《金崎浩税理士事務所 #02》

中小企業DX推進研究会にご参加いただいている会員事務所の方へのインタビューを基にお届けする “会員VOICE SQUARE”。このコラムでは、研究会×会員事務所、そして会員事務所同士の交流を図ることを目的としています。さらには他事務所の取り組みや課題などから、同様の想いを抱える方々へのヒントとなればと思います。

ひきつづき今回も、金崎浩税理士事務所の金崎所長のインタビューの模様をお伝えいたします。


━━貴所のホームページでコンサルティングサービスもやられていることを拝見しました。お客様の対応をされている2名のスタッフの方々がやられているのでしょうか?

おもにそのうち1名がもともと中小企業診断士の事務所で従事していた経緯もあり、本人の希望もあったのでコンサルのサービスを対応してもらっています。

 

━━採用をされる際は人づてでのご紹介など、どのようにされていらっしゃいますか?

この事務所を立ち上げたときのメンバーは、もともといらした従業員の方々を引き継いでいて自身で採用した方はいませんでした。
コンサルティングのできるスタッフはタイミング的に他士業の事務所の縮小で出られるといった方に来てもらいました。

 

━━デジタル化・IT化の推進もされているようですね..

遅ればせながら、ようやく今年からfreeeの対応も進め、これから自社で対応できることの幅を広げたいと各種クラウド会計など推進に本腰を入れ始めているところです。しかしながら、なかなか県下でクラウドの浸透が進みづらい傾向も感じています。

 

━━おもな会計ソフトは何を使われてらっしゃいますか?

ソリマチ 株式会社の会計王を主に利用しています。

 

━━顧問報酬や使用するシステムの決定は先生ご自身がされているのでしょうか?

はい、そのとおりです。クラウドではおもに MoneyForward と freee をいつでも対応できる状態にはしているところです。

 

━━さまざまな試行錯誤をされている様子が伺えますね..

クラウド会計の立ち上げや電帳法への対応など先を見越しながらやらなければと思っている状況の中で、顧問先はもとより従業員への浸透にもなかなか苦戦はしています。慣れたやり方や業務領域を守る気持ちも理解しているものの、待ったなしのこの現状になんとか前進できるよう私からも発信をしている状況です。

ほかの会計事務所等での経験があるパートさんやアルバイトの方からも、使えるシステムがあっても社内での運用が行き届いていないことで、使わないんですか?という声も上がったりするので、早いところ対応したいのが本音です。

 

このあとも続きが気になるところかと思いますが、今回はここまで。
次回も金崎所長のインタビューから、経理代行のサービスの考え方などについてお届けしますのでどうぞお楽しみに!