freee販売の特徴と業種対応の考察
このコラムでは、研究会会員向けコンテンツ「ITツール情報Wiki」の内容を一部抜粋してご紹介しています。
freee販売はリリースから1年以上が経過し、このタイミングであらためて機能を検証して評価してみました。
freee販売の特徴
特徴1.案件別の集計が取れる
freee販売の最も大きな特徴は、案件単位で集計が取れることだと思います。
案件単位で仕入・売上を紐づけて管理できるので、案件別の利益管理がしやすいです。
特徴2.納品と売上のステータスが別
一般的な販売管理ソフトでは、納品と売上は一括で登録されてしまいますが、freee販売では別々に登録します。
検収基準で売り上げ計上されるような場合は管理がしやすいかもしれません。
個別機能の評価
気になった機能のみ、かいつまんで紹介していきます。
※2024年1月~2月時点の機能です。
案件
「案件」という概念は低価格帯の販売管理システムではあまり見られないと思います。
これがfreee販売最大の特徴ではないかと思います。
【フェーズと受注確度】
案件状態をフェーズと受注確度で管理できます。どちらもカスタマイズできますので、自社にあったステータスを設定できます。
【収支サマリー】
一つの案件に売上と仕入を紐づけることで、案件単位の粗利管理ができます。
案件利益管理が必要な業種では・・・
※より詳細な機能のレビューは「ITツール情報Wiki」に掲載中!
見積
【見積書送付に1通から郵送代行を選択できる】
コストはかかりますが、印刷・封入・投函までをやってくれることを考えればありがたいですね。
1通187円(税込)なので負担も小さいのではないかと思います。料金・詳細はこちら。
【見積明細】
明細行は、ドラッグ&ドロップで行替えができたり、テキスト行が追加できたりといったところは利便性は良いです。
商品名がマスター参照のみとなっていますが、直接見積書には商品名を表示せず、摘要を都度入力することで、こちらに商品名等を表示することを想定しているようです。
なお、摘要以外にフリー項目がありませんので、商品コードや型番といった情報を・・・
※より詳細な機能のレビューは「ITツール情報Wiki」に掲載中!
考察
フィットするユーザー業種のイメージですが、案件管理が必要な
・小規模な工事業や製造業
・システム開発、Web制作会社
・サービス業
あたりかな?と思います。
工事業、製造業の前に「小規模な」とついてしまうのは、工事台帳システムや生産管理システムに比べるとどうしても見劣りしてしまうからです。(細かい機能を上げればキリがありませんのでここでは割愛)
また、中小企業ではよくある・・・
※より詳細な考察は「ITツール情報Wiki」に掲載中!