インタビューコラム ~ 会員VOICE SQUARE 《金崎浩税理士事務所 #04》

中小企業DX推進研究会にご参加いただいている会員事務所の方へのインタビューを基にお届けする “会員VOICE SQUARE”。このコラムでは、研究会×会員事務所、そして会員事務所同士の交流を図ることを目的としています。さらには他事務所の取り組みや課題などから、同様の想いを抱える方々へのヒントとなればと思います。

いよいよ最終回となりました金崎浩税理士事務所の金崎所長へのインタビューの様子を、今回もお伝えします。


━━金崎所長が研究会へのご入会を決められたきっかけを教えてください

もともと知ったのは研究会著『中小企業のDXは会計事務所に頼め!』で共著された会計事務所の事務所見学へ行ったことでした。その際に研究会を知り、考え方や今後の不安を解決するべく参加することを決めました。

今後の日本の状況を考えると、現在の事務所運営のままでは絶対いられないだろうなと思いますし、自社がどこまでやれるのか、顧問先に対してもうちのスタッフに対しても見通しをつけていかないとと考えています。

そんな中で、先んじた事務所さんがどう考えているのかを知るという必要性がありました。

 

━━先を見据えたビジネス展開が必要になると先生は今から動かれているわけですね

昨今の電子帳簿保存法やインボイスほかデジタル化などに対応しきれない会計事務所から、お客様の移動がかなり起こるだろうと想定しているところです。経理代行やその他サービスももっともっと増えるんだろうなと考えています。

そのためには、今いるスタッフだけでは対応しきれないとも考えているので、ひとを募集したり育てたりしていかなくてはいけないですね。

 

━━このくらいの時期にこのくらいのひとを欲しいといった採用プランがあるのでしょうか?

スケジュール感から考えると遅いくらいだと思いますが、採用定着士による採用コンサルを自社に利用しようと考えています。可能性のあることはチャレンジしたいですね。

 

━━社内風土的には新しいことへの取り組みなどに対しての反応はいかがでしょうか?

「先生が言っていることは分かりません。」 の一言です。

なかなか従業員に浸透させていくのは難しさを感じていますが、もはや、気づくのはそんな先ではなく、年明けではないでしょうか。遅いけど、致し方ありません。

 

━━中小企業DX推進研究会に求めていることや想いがあればお聞かせください

あるものを少しでも吸収したいなという思いでいます。まだまだ消化不良なところがあるのでもっとよく見ていきたいです。

今の体質を少しでも良くしたいですし、税理士事務所として、節度を保ちながらお客様目線を見失わなければ、われわれが真剣に取り組むことで、いくらアナウンスをしても真実味が湧かなかったお客様自身も真剣に向き合っていただけるものと感じています。

 

全4回でお届けしてまいりました金崎浩税理士事務所の金崎所長のお話はいかがでしたでしょうか。まっすぐに課題や今後の展望などをお聞かせいただけて、研究会の事務局としても身の引き締まる思いでおります。

 

次回からも会員事務所様のインタビューの様子をお届けしてまいりますので、どうぞお楽しみに!