ケースメソッド: データドリブン – エステサロンのマーケティング戦略におけるKPIマネジメント –

ケースメソッドとは..
事例をもとに参加者が当該案件を疑似体験することによって、支援スキルの向上を目指していただく “実践型” の勉強会です。

【データドリブン】のテーマでは、業績向上のためのKPIマネジメントやデータ分析などを中心としたテーマで、実際の事例を元にディスカッションを行います。

本セミナーレポートでは10月20日に開催されたケースメソッドの様子を抜粋しご紹介いたします。

2023年 10 月 20 日 (金) 16:30 ~ 17:15 開催
ケースメソッド (データドリブン)
テーマ:エステサロンのマーケティング戦略におけるKPIマネジメント

今回は 株式会社 YKプランニング様より事例を提供いただき、「エステサロンのマーケティング戦略におけるKPIマネジメント」 というテーマで実施いたしました。

ケースメソッドの事例資料はこちらをご参照ください。
https://esa-pages.io/p/sharing/7199/posts/223/8a9122742fbc77df04eb.html

この事例の企業A社はエステサロンの事業をおこなっており、コロナ禍をきっかけに売上が減少してしまいました。
A社ではWeb広告を中心としたマーケティングを行っていますが、このような状況からより効率的な予算管理が求められています。
そこで、A社に対してMASサービスを提供している会計事務所のコンサルタントとして、どのようなアプローチを実施していくのか考えていきました。

参加者の皆さまと対応策について検討を進めていったところ、資金面の確保についてシミュレーションを行い『数字』として提示をするという意見が挙がりました

具体的には

・長く続くことが予想されたコロナの影響に対して、財務面で「どこまで我慢できるか?」について会計事務所の見解を示し、経営者に安心感を与える
・コロナ禍後の顧客ターゲットを再検討しながら今後の計画を立てていく

といった案が、参加者より示されました。

ほかにも、既存顧客のリピート率を上げていくことで、売上の早期回復が見込めるのではないかという意見も挙がりました。
新規顧客の獲得にコストを割くよりも、データ検証や現場のスタッフと連携を取り、リピート獲得に向けての施策を打つことが効果的なのでは、とのお話も出ました。

ここからは、実際にこの事例企業がどのように対応されたかについて、YKプランニング様に伺っていきました。

YKプランニング様は、bixidを導入することで、社内の成績を可視化する仕組みをルーティンワークに取り入れ、効率の良い新規顧客獲得や、リピート客数を高めることで売上増を目指す管理構造を提案されたようです。

bixidは、各企業の経営課題に合わせたオリジナルの管理レポートを作成することができます。
今回は、財務情報、非財務情報(来店数、客層の内訳など)で計算式を組み、①店舗管理レポート②店舗比較レポート③マーケティングレポートを作成しました。
具体的には、”KPI管理機能 ”を利用して、各店舗の『日別の予定稼働率』や『売上高(新規・リピーター・物販)とリピーター率』を可視化し、各店舗へ共有。成績の良い店舗と比較する環境を作ることで、店舗努力による売上増を促進することができました。

また、店長が他店の取り組みに興味をもってもらえるようになり、各店舗同士が触発しあう良い環境になっていったのだそうです。
さらに、各店舗の稼働率をリアルタイムでチェックすることで、空きがあるエリアに効率よく集中的に広告費用を投下することができるようになりました。

これまでアナログ管理だったところをbixidを最大限利用することで、成績管理の見える化を実現しただけでなく、各部門のKPIマネジメントまで期待できる良い影響がでました。bixidの活用が会社全体での一体感を生み、業績回復へ繋がる一歩となったようです。