顧問先DX支援分科会 – 電帳法 / インボイスに対応した記帳代行2.0検討PJ 「弥生会計 + 記帳代行支援サービス」 検証

本セミナーレポートでは分科会の様子を抜粋しご紹介いたします。

2023 年6 月19日 (月) 13:30 ~ 14:30 開催
電帳法 / インボイスに対応した記帳代行2.0検討PJ 「弥生会計 + 記帳代行支援サービス (以下、弥生サービス) 」 検証

今回の検証では弥生株式会社様にご協力いただき、弥生サービスについて、オンラインのデモを中心に機能の確認をさせていただきました。

弥生サービスでは下記の4つのフローでの利用を想定しています。
これまでの検証と同様に、弥生様からは事前に、本業務フローに必要と思われる機能の一覧についてご回答をいただいており、こちらの回答をもとにシステムの動作や追加予定の機能をご説明いただきました。

顧問先から紙資料を回収して会計事務所側でスキャンする

顧問先が会計事務所の送信のためにクラウドストレージへ直接アップロードする

顧問先が振込データ作成のために請求書を直接アップロードする

仕入先に依頼して請求書を会計事務所が直接回収する

弥生サービスの中で、今回の制度改正への対応の鍵となるのが「スマート証憑管理」と呼ばれるサービスです。
こちらは、2023年1月に「証憑管理サービス(ベータ版)」から名称変更されてリリースされています。
こちらのサービスでは、電帳法の要件を満たしながら、各種証憑類をクラウド上で管理することができ、OCR読み取りしたデータからインボイス事業者登録番号の自動判定なども行うことができるサービスです。

このサービスの最大の特徴は、ユーザーである顧問先が弥生会計のデスクトップアプリを使用していなくても、利用できる点ではないでしょうか。
会計事務所が記帳代行サービスのライセンスを割り当てることで、ユーザーはスマート証憑管理を使用することができるので、会計事務所の記帳代行サービスのオプションとして顧問先に本サービスを提供することができます。
特に、電子取引データの保管に関しては、多くの事業者が頭を悩ませることになりますから、このサービスの提供は非常に喜ばれることになりそうです。

会計事務所としても、OCRやオペレーター入力などの入力補助サービスを利用することで業務を効率化することができ、メリットが大きいのではないかと思います。

検証した弥生サービスの機能の詳細については、7月14日開催の分科会で、参加者の皆様に共有させていただきました。この様子はあらためてレポートでご案内いたします。
分科会にご興味がある方は、ぜひ研究会事務局までお問い合わせください。

※正会員事務所および正会員事務所の従業員様は何名でもご参加いただけます