顧問先DX分科会 – クラウドERP導入PJ Vol.6 –

分科会とは、顧問先へDX支援やサービスを提供するにあたって勉強会だけでは学ぶことができない、ナレッジおよび事例の共有、コンサルティングのフレームワークやツール等の開発を行うなどDXを推進するスキームを研究しより高い知識やスキルを習得していただくためのコンテンツです。

今期は顧問先へのクラウドERP稼働の提案方法の確立にフォーカスをあて月一開催中です。

本セミナーレポートでは分科会の様子を抜粋しご紹介いたします。

2022 年5 月13 日 (金) 16:00 ~ 17:00 開催
当番:セブンセンス 株式会社 (研究会事務局)
テーマ:コンサルティング会社の提案手法

6回目のこの日は7社の会員事務所にお集まりいただきました。発表は研究会副会長を務める笹原より行われました。
 
会計事務所の新しいビジネスとして近年よく耳にする 「経理コンサル」 について、解説や考察が共有されました。経理コンサルは、企業の経理業務をIT・クラウドツールによって改善するコンサルティングと、企業の経理の方が行う業務を全般的にアウトソーシングできるようなサービス、またはそれらを組み合わせたサービスの総称となっています。

今回のプロジェクトでは “クラウドERPの提案” がテーマとなっていますが、経理コンサルを実施されている先行事例を確認すると、受注確度を上げるためには提案内容はもちろん、前段階でのマーケティングにおいて、確度の高い見込み顧客にアプローチする手法がとられていることが報告されていました。

また、提案において 「ヒアリングの精度」 が焦点となることが考察として発表され、精度を高めるための施策について議論が行われました。SEが作成するヒアリングシートや無料診断サービスなどにより、課題を明確化するヒアリングの取り組みが参加事務所からも発表がありました。

 
次回からの分科会では、参加いただく事務所で2チームに分かれ、設定されたケース企業に対するクラウドERP導入の提案書を作成していく、実践的な内容で開催いたします。