顧問先DX分科会 – クラウドERP導入PJ Vol.5 –
分科会とは、顧問先へDX支援やサービスを提供するにあたって勉強会だけでは学ぶことができない、ナレッジおよび事例の共有、コンサルティングのフレームワークやツール等の開発を行うなどDXを推進するスキームを研究しより高い知識やスキルを習得していただくためのコンテンツです。
今期は顧問先へのクラウドERP稼働の提案方法の確立にフォーカスをあて月一開催中です。
本セミナーレポートでは分科会の様子を抜粋しご紹介いたします。
2022 年4 月15 日 (金) 16:00 ~ 17:00 開催
当番:税理士法人 YFPクレア/税理士法人 新潟会計アシスト
テーマ:運用で苦戦した事例
今期の分科会も5回目を迎え、9社の会員事務所から18名ものご参加をいただきました。
発表は税理士法人 YFPクレアと税理士法人 新潟会計アシストより行われました。
税理士法人 YFPクレアの担当者様からは推進する人材の問題や、ターゲットとなる顧客層、既存会計システムとの連携などについて、今後の課題を共有いただきました。
「今いる従業員の中からDX専門担当者にシフトさせるのか、または、会計知識をもつシステム人材を採用するのか」 というお話の中では、参加事務所の取り組みもお話しいただき、それぞれの事務所の意見を伺う貴重な機会となりました。
つづいて税理士法人 新潟会計アシストの担当者様からは2つの事例を発表いただきました。
いずれもクラウド会計やPOSレジを利用されている顧問先のお話でした。しかし、事業拡大によってシステム間の連携や、会計処理が煩雑になってしまったのだそうです。
過去回でも話題にのぼりましたが、システムの導入の際には、その時点でみえていることだけでなく、企業拡大や成長を想定し、先回りしたヒアリングから提案を実施する必要性があるだろうと意見が交わされました。
そして、企業成長だけでなく税制の変更などの今後発生するであろう作業を想定したサポート・サービスも、事前に検討すべき点として挙げられました。
次回は、「コンサルティング会社の提案手法について」 をテーマに開催いたします。