【新章 働き方改革】進まぬDX、中小企業の経営者が知っておくべき「認識の壁」
https://www.sankei.com/economy/news/210125/ecn2101250002-n1.html
本記事で取り上げられている(2)~(4)は、「DXレポート2」で触れられている、「レガシー企業文化」のことにあたるかと思います。
記事には、「ITシステムありきではなく、まず自社の事業・組織をどう変えたいか、そのためにDXは必要か、必要ならどういうITシステムが必要かというロジックで考えるとよいだろう。」と書かれていますが、これはまさにその通りかと思います。
付け足すのであれば、現在の事業環境を中期的な視点で見ることが必要で、「5年後に自社が安定して事業を継続するには、どのような企業になっている必要があるか?」と言い換えても良いかもしれません。そのためには、現在当たり前と思っている事業環境を一度根本から見直す必要すらあるはずです。
「顧客はアフターコロナで今までどおり店舗にやってきてくれるのか?」
「現在の商品は、他の製品に代替されることなく継続して売れ続けるのか?」
「より強力な競合他社がインターネットから参入する可能性はないのか?」
等など、考えうる状況を考慮したうえで戦略を立てる必要があるでしょう。
また、今回のコロナ禍のような「突発的な社会環境の変化に対応するだけの柔軟性」をいかに経営に取り込むことができるかという事もポイントかと思います。