インタビューコラム ~ 会員VOICE SQUARE 《税理士法人 長尾会計 #02》
中小企業DX推進研究会にご参加いただいている会員事務所の方へのインタビューを基にお届けする “会員VOICE SQUARE”。このコラムは、研究会×会員事務所、そして会員事務所同士の交流を図ることを目的としています。さらには他事務所の取り組みや課題などから、同様の想いを抱える皆様へのヒントとなればと思います。
第2弾の今回は、税理士法人 長尾会計の長尾 博所長へお話を伺っています。
━━ITを活用した業務を軌道に乗せていかれたのは所長ご自身だったのでしょうか?
私自身ITコーディネータの資格取得の初期メンバーで、上流下流をまとめ上げるということでシステムについても学んだ経緯があります。そこからITコーディネータを育成する講師の仕事も20年ほど前に行なっていました。
また中小企業診断士でもあるので、それらの理論を含めながら自ら推進をしているところです。
━━もともと長尾所長はシステムに関わる業界にいたなどの経緯があるのですか?
とくにそんなことはなく、税理士の資格を取得後に診断士の資格を取得するなど、少しずつ自身のバージョンアップをしてきました。
システムの話でいえば、もともとJDL (株式会社 日本デジタル研究所) のヘビーユーザーだったのですが、ある時Windowsに全てを変更したタイミングがありました。当時は乗せ換えを成し遂げるのは大変なことでした。この経験からも事務所の変革も早かったのだと思います。
━━メインの会計ソフトはなにを利用されていますか?
フリーウェイをメインで利用しています。
JDLからPCソフトへの変換をできるひまわりというソフトを持っていたので、そこで会計ソフトはフリーウェイにしました。
税務は基本的に達人を使用しています。
━━クラウドの会計はどうされているのでしょうか?
今は、MoneyForwardのパートナーとなっていてお客様へはMFを推奨しており、この先、一貫していきたい考えがあるので他のソフトを入れていない状況です。
━━MoneyForwardを使用されているとなると、自計化されているお客様の自動処理も進んできていますか?
実は自然と自動化できていた、というようなお客様はわりと多くいらっしゃいます。
ITに強いお客様が多いというわけではありませんが、お客様自身は気づいていないけれどすでにネットバンキングをやっていらして、こちらではバンキングからapi連携を活用できた、ということもあります。
━━長尾所長は研究会の書籍出版にもご尽力いただきましたが、何か反応はありましたか?
研究会共著の書籍を皮切りにご縁をいただいた各種団体や岐阜県から、バックオフィスのDX化支援をテーマにした講師業も月3本ほど請けるなど、活動の幅も拡がっています。行政でもDXをかなり推していることを感じています。
このあとも続きが気になるところかと思いますが、今回はここまで。
次回も長尾所長のインタビューから、研究会へのご入会のきっかけや想いなどについてお届けしてまいります。
どうぞお楽しみに!